【肉道大百科】宮城県・関村さんが育てる
「漢方和牛」特集
A5と違う「肉感」
宮城県栗原市の関村さんの「和牛」は通常の和牛の1.5倍のうま味成分を持ち、脂の融点温度が低くて柔らかくヘルシーなのが特徴。
牛が牛らしく育つように、自然交配・自然分娩、放牧、漢方配合飼料での飼育等を行い、
他の和牛とは段違いの味わいを実現しています。
関村さんの「漢方和牛」は普通の牛とここが違う!
関村さんの「漢方和牛」と、普通の牛肉の違いは以下の通りです。
普通の牛
- 肉のもつうま味よりサシや脂身の主張が強い
- 通常の脂身はこってりとして、胃にもたれやすい
- 人間の苦労を「なるべく減らす」ための飼料
関村さんの「漢方和牛」
- うま味が強く、含まれるうま味成分は黒毛和牛の1.5倍!
- 人の体温より低い融点でとける脂は、さっぱりしてヘルシー
- 14種類の漢方を含むオリジナル漢方飼料をたっぷり食べて健康に育つ
黒毛和牛を超えるうま味に!
関村さんの「漢方和牛」のおいしさの特徴
1肉自体のうま味が強く、脂身は適度
関村さんの「漢方和牛」のうま味成分は一般的な黒毛和牛の1.5倍。
赤身からしみ出すうま味が強く、噛むと同時にじわっとあふれる肉汁を味わうと他の牛肉との違いにはっと気づくほどです。さらに、赤身とサシのバランスがとれていて、両方の良さを楽しめるのが特徴。
そのバランスの良さが、脂の多いA5ランク和牛よりも「牛肉の本来のうまみ」をしっかり感じさせてくれます。
2臭みなく、さっぱりしてヘルシーな脂身
関村さんの「漢方和牛」の脂身は人の体温より融点が低く、とろけるような舌触りはもちろん、牛肉の脂身特有の臭みがなくさっぱりしたヘルシーで、胃もたれする感覚なくいくらでも食べられます。
「牛肉の脂身は胃もたれするから苦手」という人にぜひ食べてほしいお肉です。
3規格外の「香り」!
関村さんの「漢方和牛」は、エサへのこだわりがまず「香り」ですぐ体感できます。
肉の「うま味」の匂いが濃厚で、焼いただけでいつもと違うお肉を焼いていることがわかるほど。牛肉の「香り」だけが研ぎ澄まされたようないい香りです。
逆をいうと牛肉の香りが強いともいえるのでそこは好き嫌いが分かれますが、「これから肉を食べるぞ」という期待感が強く煽られます。
関村さんの「漢方和牛」のおいしさの理由・こだわり
114種類の漢方を配合した飼料で
健康的に育つ!
多くの牛は太らせるために高カロリーで栄養バランスの偏った穀物飼料ばかり与えられ、ビタミン不足に陥るなど健康を損ねてしまいます。
しかし、関村牧場では牛の健康を一番に考え、14種類の漢方を取り入れ、栄養バランスの整えられたオリジナル飼料を牛に与えています。そのため牛が健やかに育ち、味や肉質に良い影響があるのです。
2うま味成分が黒毛和牛より1.5倍多い!
関村さんの「漢方和牛」は、漢方飼料の影響もありA5和牛などに比べてうま味成分が豊富に含まれています。
例えば、モモ肉に含まれるアミノ酸はA5和牛の1.5倍、グルタミン酸はA5和牛の2倍の含有量で、まさしくデータの点からみてもA5和牛を超えるうま味が実現されていると言ってよいでしょう。
焼いてる時の香りや味わいも、関村さんの和牛は他の和牛より格段に濃厚で食欲をそそります!
3脂の融点が低いから、ヘルシー!
牛肉の食感や柔らかさを決める基準のひとつに脂が溶け始める温度(融点)があります。
一般的な牛肉の融点が40~50℃程度なのに対し、関村さんの「和牛」の融点は22℃。融点が低いということは、口にしたときにふわっととろける感覚がしてやわらかく食べやすいことを意味し、また、脂が溶けやすく体内に脂が残りにくいのでヘルシーであることも意味します。
生産者に一問一答!こだわりを聞いてみた
関村清幸さんに聞きました!
宮城県栗原市の自然豊かな場所で関村牧場を経営。繁殖から出荷までを一貫して行う牧場で、牛の健康を第一に考えた飼育をしています。
- 漢方飼料を餌に選んだのはなぜですか?
-
牛肉本来の美味しさを味わってもらうためには、健康な牛を育てる必要があるからです。
「人に良いものは牛にとっても良い」と考え、14種類の漢方を独自ブレンドして作ったオリジナルの漢方飼料を与えています。
何度も何度も試行錯誤を重ねて、牛の健康と牛肉の美味しさがベストになる漢方飼料のこだわりのブレンドを生み出しました。
その結果、牛自体が健康になり、上質で美味しい牛肉を作ることができました!
- A5と比較して味はどのような特徴があるのですか?
-
この「漢方和牛」は牛にとってストレスの少ない自然に近い環境で育てていて、「牛肉」らしさがA5和牛より上です!むしろ本来の「牛肉」の味を体験いただけます!
たくさん動き回った牛なので、余計な脂がないヘルシーな肉ですが、赤身と適度な脂に牛肉のうま味が詰まっていてA5に比べ「肉感」は上になるはずです!
この「漢方和牛」は多数の高級飲食店で採用されていて、上品さ、高級感もあったうえで、しっかりした肉の味を堪能できると評判です。
関村さんが教える「漢方和牛」の一番おいしい食べ方
生産者が一番おいしい食べ方を知っている!
「ステーキ」「焼き肉」のお召し上がり方をご紹介します。
- ステーキA5と違う「ヘルシー和牛」感
- 焼肉さらっとしていて食べやすい
「ステーキ」
- 材料(2人前)
- ・サーロイン(500g)…1枚
- ・塩コショウ…少々
- ・油…適量
・お好みのステーキソース
- 作り方
- 1:牛肉を常温に戻し余分な水分を拭き取ったら、筋切りをする。
- 2:焼く直前に塩コショウをまんべんなくたっぷりふりかけ、油で熱したフライパンで焼く
- 3:強火で両面を焼いたら、フライパンから出して2分程おいて味をなじませる
- 4:食べやすくカットし、お好みのステーキソースで食べる
「焼肉」
- 材料(2人前)
- ・ミスジ(焼肉用スライス)…300g
- ・焼き肉のタレ…適量
・お好みの野菜
- 作り方
- 1:牛肉をさっと両面焼く
- 2:お好みの焼き肉のタレにつけて食べる
関村さんの「漢方和牛」を食べた運営スタッフの声
溢れるうま味
食べてみると驚くほど柔らかく、噛むたびにジュワっと濃厚な肉のうま味が溢れて食べる手が止まりませんでした。(20代・女性)
赤身の味を更に引き立てる
肩ローススライス
参加者が女性だけだったのにぺろりと完食してしまうくらい美味しかったです。(30代・女性)
高級店の味に変わる
牛肉から溶け出したうま味が他の具材にも染み込んで、肉をかえただけなのにいつものすき焼きが何倍にも美味しく、高級店の味に感じられました。(50代・男性)