【肉道大百科】兵庫県・嶋本さんが育てる
「イノブタ(金猪豚)」特集
グルメ番組でも絶賛の「金猪豚」
兵庫県南あわじ市の嶋本さんの「淡路いのぶた(金猪豚)」は、他にはない嶋本さん独自の品種。
やわらかくうま味が濃いが、豚ともジビエとも例えようがない驚きの食感が最上の肉体験をもたらします!
開放型豚舎、低薬剤飼育、こだわりの飼料で安心・安全。
嶋本さんの「イノブタ」は普通の豚とここが違う!
嶋本さんの「イノブタ」と、普通の豚の違いは以下の通りです。
普通の豚肉
- 脂身にくさみがあったり、くどさがあって食べ疲れしたりする
- 肉自体のうま味は少なく、調味料の味が強く感じられる
- 抗生物質を与えられることや人工飼料を食べて育つことが多い
嶋本さんの「イノブタ」
- 脂身がジューシーで、甘くて軽い
- イノシシの濃厚な「うまみ」と豚肉のふわっとした「甘さ・柔らかさ」を感じられる
- 生後4ヵ月以降抗生剤不使用、nonGMO・有機飼料で育つため安心安全
豚肉と全く異なる肉体験をもたらす
嶋本さんの「イノブタ肉」のおいしさの特徴
1いくらでも食べられる
ふわっと甘い脂身
イノシシも豚も、こってり脂身が苦手という人は少なくないと思いますが、嶋本さんのイノブタの脂身は驚くほどさっぱりと軽い味わい。
臭みも一切なし!口に入れたときにクドさを感じず、いくらでも食べられます。
また、直火で焼いた時は表面がパリパリ、中がジュワっと柔らかく、ふわっとした甘みが溢れ出て、「脂身がおいしく頂ける」というこれまでにない肉体験を味わえます!
2イノシシと豚のうま味をいいとこ取り!
イノシシ肉のガッツリ濃厚なうま味と、豚肉のふわっとした甘さを感じるうま味が、ひと口ひと口噛みしめるごとにじんわりあふれ出てきます。
また、くどさがなく脂も軽いのでたくさん食べても飽きることがなく、気づけばついつまんでしまうほどお箸が進みます。
お肉自体のうま味や甘みが味付けに負けないほどしっかりしているので、塩や胡椒といったシンプルな味付けで楽しんでいただくのがおすすめです!
3ふわっと柔らかな食感は、
未知の食体験!
嶋本さんのイノブタは、ふわっと柔らかい食感で口にするのが心地よいお肉です。
初めて口にすると、豚肉ともジビエ肉ともまた違う、未知の「肉体験」に驚くこと間違いありません。
また、塊肉のローストや角煮などじっくり火を通して作る料理では、ホロホロほどけるように柔らかい仕上がりになり、衝撃を受けること間違いなしです。
嶋本さんの「イノブタ肉」のおいしさの理由・こだわり
14種を交配したオリジナルの「四元豚」
嶋本さんの「イノブタ」は、オリジナルで特別なイノブタ。イノシシと黒豚、デュロック、ゴールデン神出の合計4種を交配して生まれました。
うま味の濃いイノシシ肉に、マイルドな赤身の黒豚、デュロックのお肉のやわらかさが加わります。そして3種を交配して肉質と味がまろやかになったお肉に、それ自体もイノブタのゴールデン神出を追加することで味が「先祖返り」し、イノシシのワイルドなうま味が適度に生まれるのです。
2健康的な環境・栄養たっぷりの餌で
育つからおいしい!
嶋本さんはイノブタの健康を最優先に考えており、過密な豚舎ではなく、通気性がよくイノブタが自由に歩き回れる広さの開放型豚舎でのびのびと育てています。イノブタの優れた食感は、肉質に悪影響を与えるストレスがないことがその秘訣です。
また、餌もnon-GMOにこだわった有機飼料のほか酒粕や淡路産飼料米を与えていて、この通常の飼料との違いが、他にない「臭みがなくうま味の濃い」お肉の実現に結び付いています。
3生後4ヵ月以降は抗生物質を不使用
嶋本さんの牧場では、イノブタに抗生物質を使用するのは病気に弱い生後3ヵ月まで。
生後4ヵ月以降は、自然に近い環境で育てているので薬剤を使う必要がありません。
イノブタにとっての健康だけでなく、食べる人の安心・安全へもしっかり配慮しています。
生産者に一問一答!こだわりを聞いてみた
嶋本 育史さんに聞きました!
兵庫県・淡路島にある嶋本食品サングリエ牧場を経営。豊かな自然が残る淡路島で、安全・安心にイノブタを飼育しています。
- 飼育環境や餌へのこだわりがイノブタにもたらす効果はなんですか?
-
ズバリ、お肉がおいしくなります。
イノブタや豚はストレスに大変弱い動物です。狭く通気性の悪い豚舎にぎゅうぎゅう詰めにして飼育するだけでストレスになり、肉質が低下しておいしくなくなってしまいます。でもうちの牧場では自由に運動できる環境を作り、エサにも手間を掛け、アニマルウェルフェアにも配慮して一頭一頭にたっぷりと愛情を注いで飼育するようにしています。
のびのびとした自由な環境で栄養たっぷりな餌を食べて育つと、健康的で美味しいお肉になるのです。 - 生後4ヵ月以降は抗生物質を与えないのはなぜですか?
-
抗生物質は、イノブタをさまざまな病原菌から守るために必要なものですが、過剰に使用することによってお召し上がりになるみなさんの健康に害を及ぼす可能性があります。
私たちの育てるイノブタは自然に近い環境で育てているため、病気にも強く基本的に薬剤を必要としません。
なので抗生物質の投与は病気に弱い生後120日までとし、その後はイノブタ自身の持つ抵抗力を生かした飼育をしています。こうすることで、美味しくみなさんの健康にとっても安心・安全なお肉を提供できるのです。
嶋本さんが教える「イノブタ肉」のおいしい食べ方
生産者が一番美味しい食べ方を知っている!
生産者おすすめの「しゃぶしゃぶ」「カレー」「焼き肉」での食べ方をご紹介します。
- しゃぶしゃぶ肉のうまさをシンプルに楽しむ
- カレー肉を変えるだけで味が違います
- 焼肉簡単調理!うま味が濃い
「しゃぶしゃぶ」
- 材料(2人前)
- ・イノブタ肉(ロース薄切り)…400g
- ・豆腐、シイタケ等お好みの具材
- 【だし汁】・出汁(水1,000mLに対し昆布10g)
- 作り方
- 1:淡路いのぶた(ロース)の薄切り肉と、その他豆腐やシイタケ、エリンギなど、お好みの具材を準備する
- 2:しゃぶしゃぶ鍋に水と昆布を入れて火にかけ、出汁を取る
- 3:お肉以外の具材を鍋に入れ、沸騰する直前まで温める
- 4:お肉をさっと出汁にくぐらせて、ポン酢やゴマだれなどお好みのタレにつけて食べる
「カレー」
- 材料(2人前)
- ・イノブタ(バラ薄切り)…200g
- ・タマネギ…1/2玉
- ・ジャガイモ…小1個
- ・ニンジン…1/2本
- ・カレールウ…2~3片
- 作り方
- 1:淡路いのぶた(バラ)の薄切り肉と、ニンジン、タマネギ、ジャガイモをひと口大に切る
- 2:フライパンに油をひき、中火で淡路いのぶたを炒める
- 3:フライパンに野菜を加え、タマネギに火が通る程度まで炒める
- 4:水を入れ、20分程度具材を煮込む
- 5:お好みのカレールウを溶かし入れ、10~15分程度煮込む
「焼肉」
- 材料(2人前)
- ・イノブタ肉(肩ロースやロース、バラ薄切り)…400g枚
- ・お好みの野菜等
- 作り方
- 1:淡路いのぶた(肩ロースやロース、バラ)の薄切り肉を火が通るまでしっかり焼く
- 2:焼肉のたれや酢レモンだれなど、お好みのたれにつけて食べる
嶋本さんの「イノブタ肉」を食べた運営スタッフの声
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