【肉道大百科】アイスランドで育つ
「ラム肉」特集
「分厚いまま」食べてほしい!
完全放牧で残留農薬の心配もなし。
アイスランドで自生するハーブだけを食べて育った世界で最もピュアなラムは、日本で流通するラムの1%しかない貴重品。
風味も穏やかで食べやすいこのラムを提供するジンギスカン店は、予約も取れない大人気店です!
アイスランドの「ラム」は普通のラムとここが違う!
アイスランドの「ラム」と、普通のラムの違いは以下の通りです。
普通の「ラム」
- 肉の繊維が強く噛み切れないので、ラムチョップかスライスで提供する。
- 6~10ヶ月育てているので、特有のクセや臭いがでやすい
- 品種、飼料、育成環境、様々なところに人の手が加わっている
アイスランドのラム
- 噛み切りやすい肉質で、驚きの「厚切り」も楽しめる。
- 4~5か月の短い期間で出荷する、クセや臭いの少ないラム
- ヴァイキングの時代より残る純血種。1100年前の飼育法そのまま
- 「欧州で一番ピュアでクリーンなラム肉」と呼ばれるほど高い安全性
柔らかくクセがない伝統の味!
アイスランドの「ラム肉」のおいしさの特徴
1驚きの厚切りで、
噛み心地の良い食感!
筋肉質で、かむと歯に伝わる食感が楽しいお肉です。
それでいて「ぷつっ」と噛み切りやすいため、これまで食べたことのないような厚さでお召し上がりいただけます。未体験の噛み心地をお楽しみください!
2ヒツジ特有の臭みやクセが穏やか
ヒツジ肉に対して臭いというイメージを持つ方もいるかと思いますが、アイスランド産のラム肉はクセや臭みがほとんどありません。
だからクサみの苦手な日本人やラム肉入門者に相性が良く、塩・コショウだけでシンプルに味付けして、純粋な「ラムのおいしいところ」だけをそのまま楽しめます!
3風味豊かで上品な香り
人の作った飼料は一切与えず、アイスランドで自生する草だけを食べて育ったこのラムは、風味豊かで上品な肉の香りがして、食べた後も豊かな余韻が残ります。
脂が少なくあっさりしていますが、風味や香りで存在感は抜群です!
アイスランドの「ラム肉」のおいしさの理由・こだわり
11100年前そのままの品種・飼育法
世界各地には様々な品種の羊が存在していますが、アイスランドラムは1100年前からの「ピュアな」純血種で飼育法もほぼ当時のまま。
ここまで変わらないまま引き継がれている羊は他にはありません。
羊たちは島全体を牧場として見立てて草原に放たれ、柵も何もない大地をエサを求めて思うままに移動し、島全体に自生する豊富な牧草を食べてゆきます。完全放牧、もっといえば前向きな放置状態なので薬剤等も全く使用しません。
羊自身の力で生き抜き、成長するという自然の摂理をそのまま生かした飼育法になります。
2「欧州で一番ピュアでクリーンな
ラム肉」
アイスランドは、大自然が手つかずのまま残る清浄な環境でありながら、寒く厳しい気候なので農薬を使うような農業はほとんど行われておらず、また寄生虫や病気もほとんど発生しません。更に国として食の安全に厳しく、遺伝子組み換え飼料の禁止等の様々な安全基準が設けられています。
従って薬剤や牧草への残留農薬等とは無縁の、本当にクリーンな自生する草やハーブのみを食べた「自然なままの羊」が育ちます。
ゆえに、「ピュア」な純血種である事と相まって「欧州で一番ピュアでクリーンなラム肉」と呼ばれています。
34~5か月の若いラム肉は臭みなし!
日本で流通しているラム肉の多くがオーストラリア産で、最低6ヵ月は育成したものを出荷しています。
一方アイスランドのラムは生後4~5か月で出荷されていて、他のラムと比べても若く、獣臭さやクセが穏やかでほとんど気になりません!
推薦者に一問一答!こだわりを聞いてみた
日本で一番羊肉を愛する男・菊池一弘さんに聞きました!
羊肉を広める日本で唯一の団体「羊齧協会」を運営。羊肉を愛し、おいしいラム肉のお店を集めたフェスを毎年主催しています。
- 「欧州で一番ピュアでクリーン」とはどういうことですか?
-
アイスランドラムは他の羊とは違い、羊本来の姿を残した純血種の羊です。他の種の羊には純血種はほとんどいません。
また、アイスランドでは食の安全にこだわり、成長ホルモン剤などの使用は禁止されており、安全面で多くの決まりを設けています。
さらに、そもそもアイスランド寒く厳しい気候の中では病気の発生や寄生虫などの発生はほとんどなく、薬や抗生物質は使用されません。農業もほとんど行われておらず、農薬や除草剤などが使用されないことから、残留農薬の問題がほぼありません。これらの条件から、アイスランドラムは欧州で一番「ピュア」で「クリーン」だと言われています。
- アイスランドラムはなぜ質が高いのですか?
-
ストレスフリーで、且つ適度な運動を行い、またエサも自分の好きなものを必要な分だけ食べるという、自然本来の環境がラム本来のうまさを引き出すからです。
アイスランドラムは島全体で放牧しており、柵などの羊たちの動きを制限するものを設けていません。
なので自由に動くことができるのでストレスなく育ち、肉質が良くなります。
また、エサも適量を自分で判断して食べ、島中を駆け回るので運動量も多くなり、引き締まったお肉になります。 - なぜ人気の「ラムチョップ」がないのですか?
-
完全に私個人のこだわりなのですが、
このラムの歯ごたえ、食べやすさの違いを実感していただくのに、「あえて」骨のついていないタイプでご提供したいと考えました。通常より厚めに切って食べていただけるこの食感を、是非味わってほしいと思います。
ただし、良く焼いてください!
菊池さんが教える「ラム肉」の一番おいしい食べ方
羊肉を愛しているからこそ、一番おいしい食べ方を知っている!
「焼肉(ジンギスカン)」「ロースト」でのお召し上がり方をご紹介します。
- ロースト基本的、伝統的な調理法
- ホットプレートでジンギスカン分厚いジンギスカンはうまい
- 分厚いラム肩ロースのサンドイッチ柔らかい肩ロースがたまらない
「ロースト」
- 材料(2~3人分)
- ・レッグブロック…300g
- ・塩…適量
- ・こしょう…適量
- ・オリーブオイル…適量
- 作り方
- 1:塩コショウでしっかりめに下味をつけ、室温に戻す
- 2:フライパンにオリーブオイルを引いて強火で表面全体に焼き色をつける
- 3:一旦フライパンから取り出してアルミホイルで包み、フライパンへ戻す。弱火で15分ほど蒸し焼きにする。
- 4:竹串を刺し、火が通っているか確認する。フライパンから取り出し、15分程度休ませる。
「ホットプレートでジンギスカン」
- 材料(2人前)
- ・アイスランドラム3部位お試しセット(レッグ・肩ロース・ハツ)…合計約300g
- ・玉ねぎ…1/2個
- ・キャベツ…1/6個
- ・もやし…1袋
- ・ピーマン…2個
- ・ニンジン…1/2本
- ・カボチャ…1/8個
- ・なす…1本
- ・油…適量
- 【ジンギスカンのたれ】
- ・しょうゆ…大さじ6
- ・酒…大さじ5
- ・りんご…150g
- ・玉ねぎ…100g
- ・にんにく…2片
- ・しょうが…1片
- ・はちみつ…大さじ2
- ・みりん…大さじ1
- ・オイスターソース…大さじ1
- ・酢…大さじ1
- 作り方
- 1:タレの材料を全てプードプロセッサーに入れる。(無ければすりおろしでも可)
- 2:液状になったら鍋に入れて5分ほど焦げないように混ぜながら火にかけ、粗熱をとり食べる直前まで冷蔵庫で冷やす
- 3:野菜をカットし、ホットプレートで焼く
- 4:野菜に火が通ったらホットプレートの真ん中でラムを焼く。両面焼いたらタレを付けて野菜と一緒に食べる
- ※しめにうどんと一緒に焼くのもおすすめ
「分厚いラム肩ロースのサンドイッチ」
- 材料(2人前)
- ・ラム肩ロース…4枚
- ・バゲット…2/3本
- ・レタスなどのお好みの野菜(パクチーがおすすめ)…適量
- ・ミニトマト…3~4個
- ・マヨネーズ…大さじ2
- 【ソース】
- ・酒(あれば赤ワイン)…大さじ2
- ・ケチャップ…大さじ3
- 作り方
- 1:野菜とトマトは洗ってカットしておく
- 2:バゲットに切り込みを入れ、マヨネーズを薄く塗る
- 3:ラム肉に軽く塩をしてフライパンで焼く
- 4:ラム肉を取り出したフライパンにソースの材料に火を入れる
- 5:バゲットに野菜と焼いたラム肉を挟み、ソースとかけて完成