【歯応え抜群】山梨県・向山さんの「親鶏　むね肉周りセット」（約600g）

向山さんは養鶏では非常に珍しい「放牧飼育」を実現した、高級卵の生産で有名な畜産家です。
平成26年度には放牧飼育や遺伝組み換え飼料不使用へのこだわりをはじめとする取り組みが評価されて内閣総理大臣賞を受賞。また日本で初めて「畜産の有機JAS認証」を取得したりと、質への取り組みで日本を代表するといわれています。

今回向山さんが提供する地どりの最大の特徴は、産卵を経験した「親鶏」であること。「親鶏」は主に鶏専門店で提供されていて、食べ応えとうま味の強さが特徴です。
特に敷地内をたくさん歩き回っている向山さんの鶏はその分餌もたくさん食べるため、身はひきしまりつつも脂身もある、唯一無二の食べ応えとうま味を持つ鶏肉に育ちます。

このセットの中身は調理に適した向山さんの地どりのむね周りのお肉が丸々一羽分。
ボリューム満点なこのお肉をそのまま豪快に焼くのももちろんOKですが、非常に肉質が硬いので、一般的には煮込み料理との相性が抜群といわれています。
ほろっとほぐれて食べやすくもなり、かつ煮崩れしにくいのでゴロゴロっとしたお肉の存在感を保ったまま上手に煮込み料理が作れます！

向山さんは鶏の美味しさだけでなく人が食べた時の鶏肉の「安全性」を考え、餌の原料すべてにおいて「遺伝子組み換え作物」を排除しています。
また大豆や米ぬかなどのエコフィードも餌として使用し、鶏にとっても栄養がある餌で安全、ひいては人が食べても安全な鶏肉として自信を持って販売しています。

向山さんが販売している鶏肉は「親鶏」です。スーパー等で普通に売っている鶏肉と言えば「若鶏」で、「親鶏」は鶏専門店くらいでしかお目にかかる事はありません。
「若鶏」は一度も産卵していないため肉質も柔らかくジューシーで食べやすいのが特徴で、万人受けするのでスーパーでは専らこちらの取り扱いになります。
一方「親鶏」は産卵を経験しており、肉質が引き締まっていてしっかり噛み応えがあるのが特徴で、最近は鶏肉好きが通うような飲食店でしか提供されなくなっています。
しかしながら鶏肉らしいうま味と、肉の食べ応えをちゃんと楽しみたい方にはとてもおすすめの鶏肉になります。

向山さんの親鶏は、普通の鶏に比べて二倍以上も長い飼育期間の中で産卵も経験し、うま味が蓄積されるとともに噛み応えのあるお肉になっていきます。
普段のやわらかい鶏肉と違った硬く歯ごたえのある食感が持ち味で、凝縮された濃厚なうま味が噛むたびにじわじわと出続ける、他のお肉ではできない体験を楽しめます。
ローストや唐揚げにして何度も噛みしめながら濃厚なうま味を味わうも良し。また、煮込みやスープの具材にして柔らかくし、味付け以上に存在感を放つだしの味を楽しむも良しの玄人もうなるお肉です。

日本の養鶏の約95%はいまだに「ケージ飼い」が占めており、「平飼い」は約4%、「放牧」にいたっては約1%未満。
人間の都合に合わせて生産性は高いが鶏がストレスを感じやすいゲージ飼いが、現在の日本国内で一般的な養鶏法です。

このような流れの中で、向山さんの黒富士農場でおこなっている「平飼い・放牧」の合わせ技で育てている農家は数えるほど。
加えて人の手を加えない非遺伝子組替え作物やエコフィードの飼料を鶏たちに与えて、「自然循環型農法」を実践しています。
手間に手間をかけた飼育法は唯一無二。ゆえに、他にない高級卵と上質な鶏肉を提供できるのです。